自己紹介 その1 ピアノ

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久しぶりのブログです。

 

もともと家にいるのが好きな引きこもりタイプなので、この自粛期間も余り苦にならなかったのですが、さすがにそろそろ閉塞感満杯になってきました。

演奏の仕事は全部キャンセルになり、アンサンブルもできず、趣味のアカペラコーラスもできません。

考えてみると、自分の好きなこと、やりたいことはほとんど、誰かと一緒でなきゃできないことばかりです。

どちらかというと人間嫌いだと思っていましたが、そうでもなかったみたい。

下向きな気持ちを奮い立たせて今できることをやろう、ということで、新しい生徒さんを大募集中です!

 

ということで、自己紹介を兼ねて自分のことを少し書きます。

 

私は四歳からピアノとソルフェージュを始めましたが、先生は桐朋音楽教室の先生でしたので、万事桐朋式です。

若いけれど厳しい先生で、お稽古の帰りに吉祥寺の闇市みたいな商店街でおもちゃを買ってもらうために、泣きながら練習したものです。

ですが、この時のご指導が今、音楽家の私という者の半分以上を形作っていると言っても過言ではありません。

泣きながら練習しても音楽を嫌いになることはなく、今は財産になっています。

昔の先生は怖かった。

昔のお母さんも怖かった。

今は厳しくするとやめちゃうので厳しくできなくなった、と音楽仲間はみんな言っています。

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さて、そんなスパルタ式の鍛錬で、小学校の頃までは私は結構ピアノが上手だったんです。

NHK「ピアノのおけいこ」に出たこともあります。

(この時にテレビカメラの前でスカートをめくってパンツをズリ上げた、と言って母が後々まで恥ずかしがっていましたが私は覚えていません。(^◇^;))

ところが、長ずるにしたがって本性が現れ、中学になる頃にはもうママの言うことは聞かない、平気で練習をサボる、さらわないでレッスンに行く、という不良生徒に豹変したのです。

 

この頃は、現芸大名誉教授でいらっしゃる坪田昭三先生のご指導を受けていたのですが、今思うと本当に申し訳ない話、やる気のない反抗的な態度でレッスンに行っていたのです。

先生も先生で、こちらが弾き終わっても5分くらい黙ってゆっくりタバコを吸ってから「それ初見?」

毎回こんなバトルが繰り返されましたが、なんとクラリネットで芸大を受験した時のピアノの試験官が坪田先生で、入学してからの副科ピアノも坪田先生、ずっと尊敬している大好きな先生です。

 

そんなわけでどうもピアノは向いていない様なので、とうとう他の楽器をやることになりました。

弦楽器を始めるには遅いということで、管楽器。

なぜクラリネットだったのか・・・は次回です。