自己紹介その5 藝大時代は熱風のように

晴れて藝大に入学し、引き続き千葉国夫先生のレッスンを受けながら、様々な音楽の勉強が始まりました。私にとって1番楽しかったのは、アンサンブルの授業です。 それまでは1人でひたすら受験のためだけに練習する日々でした。しかし、本来私は誰かと音を合…

自己紹介 その4 藝大受験

当時の東京藝術大学の受験体制は1次、2次が実技、3次がソルフェージュ&ピアノと学科というものでした。1次試験はローズの32のエチュードからテクニカルな偶数番号とゆっくりの奇数番号から当日指定で一つずつ、それとスケール(音階)でした。あとピア…

自己紹介 その3 いよいよクラリネットを始める

ピアノをやめてクラリネットを習うために千葉国夫先生の門を叩いた私ですが、当時藝大などで教鞭をとっていらした千葉先生のような大御所は、超初心者を教えることは珍しいようでした。 学校の吹奏楽部や地方の先生のご指導を既に受けている人が、音大受験を…

自己紹介 その2 ピアノ反抗期を経て

やっと秋らしくなって来ました。 コロナは収まる気配無く、世界ではまだまだ感染が広がっているようです。それでも季節は確実に進んで行くのが、なんだか不思議な気がします。 前回はピアノ事始めを書いたので、今回は不良生徒がピアノからクラリネットに転…

自己紹介 その1 ピアノ

久しぶりのブログです。 もともと家にいるのが好きな引きこもりタイプなので、この自粛期間も余り苦にならなかったのですが、さすがにそろそろ閉塞感満杯になってきました。 演奏の仕事は全部キャンセルになり、アンサンブルもできず、趣味のアカペラコーラ…

パリャーソ(谷川賢作pf&続木力harm)〜ピアノとハーモニカご機嫌なデュオを聴く〜

谷川賢作(ピアノ)&続木力(ハーモニカ)in成城。 この頃はまだコロナの影響も少なく、超満員のお客さん。20年来のデュオユニットに酔いしれた。 この2人の演奏はいつでも安心して聴ける。 この日も「6月のうた」「地平線」など、パリャーソでならではの賢作さ…

東フィル定期を聴いた2〜評論家になってみた〜

第2弾は、チョン・ミョンフン指揮「カルメン」を演奏会形式で。 実を言うと、オペラを演奏会形式で聴くのはあまり好きではない。どうしてもオペラの方がいいと思ってしまうからだ。 そんな考えを気持ちよく覆してくれるような、今回の公演だった。 カルメン(…

東フィル定期を聴いた1 評論家になってみた

久々に東フィル定期を聴いた。夫が東フィルで吹くのもあと僅か、晴れ姿の見納めだ。 ラフマニノフのピアノコンチェルトは3番、ソリストは阪田知樹。これが良かった!1楽章の途中、カデンツァまで、なぜかオケばかり聴いていた。 久しぶりのオケだからかな? …

中村哲さんのこと

ペシャワール会の会報最新号が届いた。 我が家は中村哲さんの活動を知った20数年前からペシャワール会の会員になっている。著作や会報で、砂漠がどのように緑の農地に変わったか、陰ながら見守って来たつもりだ。 この会報の発行日12/4に中村哲さんは亡くな…

Uのこと

Uが突然亡くなった。信じられなかった。 去年の同じ頃、大切な友人とその夫君を同時に亡くし、あまりのことに私は体調を崩した。 風薫る新緑の5月にまた!?と問いかける。 ちょっとした本番があって、久々に練習していたモーツァルトのピアノ五重奏も、そう…

初めての記事

ブログを始めました。 柳の芽に八重桜。春の季語です。 柳の芽吹きは本当にみずみずしく、大好きです。 毎年緑のカーテンを楽しみに、散歩の時間も長くなります。 世の中は10連休、平成最後の日と騒いでいるようですが、いつもと変わらぬ毎日の中の普通の…